大会長挨拶
テーマ
「新しい知見・技術と理学療法の新展開」
第61回近畿理学療法学術大会
大会長 間瀬 教史(甲南女子大学)
大会長 間瀬 教史(甲南女子大学)
このたび、第61回近畿理学療法学術大会を2022年1月16日に開催させていただくことになりました。
大会のテーマは、「新しい知見・技術と理学療法の新展開」といたしました。AI、ICTなどの発展に伴い近年の医療関連技術は著しく発展してきております。技術的な発展としてはAIを用いたリハビリテ-ション支援ロボット、ICTを活用した医療連携ツールの開発などがその代表といえるかもしれません。また、理学療法の各分野に新たな知見を応用した評価方法、治療法が導入されています。理学療法士は、これら新しい知見・技術を柔軟に取り入れ、適切に正しいく活用していくことが求められています。そのことが、本邦で求められている効果的、効率的な理学療法につながることは明らかです。
大会では、このテーマに沿った、特別シンポジウム「最新の研究成果から考える理学療法の新展開」をはじめ、運動器、脳卒中、内部障害、新たな科学技術、フレイル等に関するシンポジウム、パネルディスカッション、各分野の教育講演を準備しております。
日本理学療法士学会が分科学会となっている現在、理学療法の各分野の情報が獲られる大会は、近畿圏では本大会が中心であると考えています。各理学療法分野に活用され始めている最新の知見・技術を共有することによって、理学療法の進歩・発展に寄与できる大会となればと考えています。本大会の役割の一つとして、次世代の理学療法を支えていく若き研究者および臨床家を育てることが重要で、大会では、それらの方に日ごろの成果を発表いただく場をより多く提供したいと考えております。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。